「ニーンドルフの女王」(直訳)2017(未公開)独

「 Königin von Niendorf 」(2017)独
「 Queen of Niendorf 」(英題)
「 ニーンドルフの女王 」(直訳)

2017年製作。
2018年よりフランス・ドイツで劇場公開。
ネット上の情報では 2016年の6月よりクラウドファンディングを
開始して、製作資金を調達して製作された様です(海外のHP残って
います)。
国内ではたぶん未公開。

遅くなりましたが、今回は以前再度触れると書いた作品です。
この原稿は、1~2年以上前には書き終わっていたのですが、UPする
機会を逃していました(何処か書き直したかったのかも?)
このまま放置するのも何なので、ここで一度UPいたします!

この作品、大分前から動画サイトでプレミアム公開されている作品なので、
観た方・流した方もおられると思います。
見ると判りますが、この映画は「スタンド・バイ・ミー」(1986)
と同種の作品。
使用している曲を含めて、割と共通に感じる部分が有ります。
そんな事から子供が主役を張っていますが、大人が観て自分の身に
なってみると、彼らの行動に共感出来るポイントがいくつも有るの
です。

オープニングの盛大な火遊びはお国柄と解釈(ヤバすぎる)でも、
花火や焚火での芋を焼く程度なら幼い頃の思い出。
そしてツリーハウスの基地、自作のいかだ、遊び回っている内に雨
に降られて雨宿り、自転車の呼びリン・・・
彼らの遊びや行動の一部一部、似た様な事は幼い頃の経験。

そんな、昔の自分の子供時代とかぶせながら遊びについて懐かしさ
に浸る様な面。

別の面は女の子側。
子供は歳を重ねるにつけ、友達関係が変わる物。
学校でのクラス替えやグループ間の力関係、思春期での成長の
度合い。

そんな微妙な時期に、仲が良かった友達関係からはじき
出されてしまった女の子=リー(Lea)。
クラスでも一番小柄な一学年下の様に見える子です(重要)。
そんなリーは、夏休みを一人で過ごすハメになってしまい
一人でブラブラしている内に変な事をしている男の子の
グループを見かけます。
彼らが作っていたドラム缶のいかだに興味を持っている内に
グループと接触。
仲間に加わりたいとの希望の条件として、グループから
条件を出されます。
彼女はその課題を成し遂げたが、ある事情でウソをつく。
そして、それがバレた事で男の子も躊躇する危険な課題を
突き付けられる・・・
それをバカにしながら成し遂げた瞬間、彼女は男の子達から
一目置かれる存在になっていました。

また、別の面では、「スタンド・バイ・ミー」でも描かれ
ていた子供とその上の青年世代との軋轢。

小柄な彼女は、まだまだ精神的にも子供。
近所の親しいおじさんの家には1人で家の中に入って
行くし、外のスパに浸かっている半裸のおじさんの横に
座っていても平気。
おかあさんにお風呂のお世話も受けています。
警戒が弱い子供だからこそ、男の子のグループからの試練も
成し遂げる事が出来たのかもしれません。
そんな、無防備な子供らしい演出場面も描きながらラストの
Lollipop曲の場面。

そこで再々登場するのがクラスで一番成長が早い女の子。
演出的に判りやすくする為に首にアクセサリーを巻いて
います。
リーの友達は彼女に取られてしまっていましたが、今は
彼女たちも離れて、別の仲間を従えています。
そう、思春期的に彼女の魅力にひかれた男の子たちを従え
ていたのです。

たまたまプールに遊びに来ていた2つのグループ。
リーは、その子から侮辱的な言葉を投げかけられた事から
仕返し。
「スタンド・バイ・ミー」では拳銃が世代間の武器として
使われましたが、今作では子供らしい物を利用して、リーの
グループが勝利!
リーは帰りの自転車の車上で軽く微笑んでいました。

度胸と行動で女王になり上がった幼いリーと、女の魅力で
女王になった2人の戦いは、今後も続くのでしょうか?
作品ではそこまで追っていません。
この辺も「スタンド・バイ・ミー」と同じ。

リー(Lea)を演じている女の子はリサ・モエル(Lisa Moell)。
映画の出演は2作目で、今作でミュンヘン映画祭(LINK)で
最優秀若手女優賞を受賞。
以後、数作ほどの作品に出演し続けている様。

上に書いた通り、この作品は、国内では動画サイトでの
プレミアム公開でしか見る事が出来ない感じ。
海外では配信中で、DVDは既に廃版の様です。
たまにセカイモン辺りで出品もされているので、タイミングを
見て入手できました(中古品価格)。
また、海外の中古DVDショップやアマゾンでも見かける事が有る
ので、ご自分か輸入代理店を使って入手する手もあります。

ただしこのDVDは、日本と同じリージョン2ですがヨーロッパ
PAL仕様。
その為、国内ハードでは再生不可。
なので、リージョン・フリー機が無いと視聴できません。

パッケージの視聴制限。
「FSK ab 0 freigegeben 」0歳児からOKのマークがされてい
ますが、もう少し上が良い印象の場面が有ります。

ボーナス素材:
特典:約23分・メイキング・未使用のシーン・オリジナル予告編。
未使用シーンについては、収録されていない他の場面が動画サイト
でアップされて、見る事が可能。

劇中、双子設定?に見えなくもない2人の兄弟(ティムとトム)が
父親にしごかれていますが、(消防士の為?)彼らが旅立つシーンも
撮られていました。
タバコを吸うシーンも入っているので、彼らは成人として一人前に
なった~的な役回りなのでしょうか?

それと、自分的には「スタンド・バイ・ミー」では、日本人の
子供としてはなじみが無い”実銃”という異質な道具が使われ
ていたので、少し現実感から離れています。
まだ、こちらの作品の方が自分の子供時代の思い出に近い世界観
でした。

作品の方は、まだプレミアム公開中(おそらく公式)。
いつ終了するか分からないので、興味を持たれたらお早めに!

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