巨石構造物 !? その3

バールベック神殿。
ユネスコの世界遺産(文化遺産)に登録されているレバノン東部、
ベイルート北ベッカー高原にある古代の神殿遺跡。
昔から世界のミステリー話には必ず出て来る、有名な長方形に
加工された巨石が地面に横たわっている場所がここ。
バールベック神殿のすぐ近く、1Kほど離れた場所に有る石切り場
の跡地(ローマ時代のものらしい)。
この巨石の大きさは
高さ4.2m、幅4.8m、長さ21.5m、重さは1200t-2000t(wikipedia)
「ハジャル・ヒブラ(妊婦の石)」。
近辺にはローマ時代に一部流用カットされた同サイズの
「南の石」と呼ばれる巨石も有る。
巨大な巨石を途中まで切り出して仕上げていたものの、
何らかの事情で放置された様です。
不純物などが入った不良品だったのかも知れないし、神殿に使う
には縁起が悪い事が起こったのかも知れない。
底面は今だ、石切り場の岩盤からは完全に切り離されていないとの
事です。
さらに、自分も知らなかったのですが、2014年にはこの巨石の
すぐ横、下の地面からさらなる巨大な長方形の石材が発掘発見
された。
現在は、この巨大な長方形の石材が上下2本並んで横たわって
いる姿で見る事が出来る(画像・動画検索でも見る事が出来ますよ)。
この巨石がミステリー話でよく出で来る理由は、その並外れた
巨大さに加えてその重量。
どうやって、動かすの?運ぶの?です。
でも、岩盤から切り外されていない~と言う事なので、この巨石
については、別段ミステリーでも有りません。
新たに発見されたもっと巨大な方については判りません。
現在は、レーザー何とかを使うと判ると思うのですが、素人
の読みですかね?
とりあえず、切り出されて途中まで仕上げられた世界最大級の
石材である事は変わりはない様です。
ちなみに、エジプトやローマ時代には巨石を動かすような
木製のクレーンはすでに存在していました。
ただし、上の放置されている巨石を動かすほどの性能は
持っていなかった様です。
どだい、この巨石を移動させる為のクレーンや人力を周辺に
数多く配置させること自体が、無理だと言う話も有ります。
これらについての検証動画もいろいろ上がっていました。
そんな使用されなかった巨石も有れば、バールベック神殿には、
実際に切り出され運搬されて、組み合わされている巨大な石材
も有ります。
それが有名な、「トリリトン」(驚異の三石)。
上の放置されている巨石に比べてやや小ぶりなんですが、それでも
長さ18メートル・幅高が約4メートル、重さが大体650t-970t~と
見積もられている巨石。
それも、横に並んで3本も設置されているのです!
この巨大で重い石材を、1kばかり先の石切り場から運んで来て、
少なくとも10メートルぐらいある高さの現在置かれている場所に
隙間なく組み合わせる~この技術的な工程こそがミステリー
なのです。
注1)素人判断かもしれませんが、ピラミッド建設の仮説でスロープを
付けた道を砂か土などで盛り付けるのを見聞きした事があると思いますが、
10メートルぐらいなら現実的な様な気もします。
注2)建造時の地表は、現在よりもさらに下(未発掘らしい)。
でも、この話自体もロマン派の都合の良い話の可能性も???
実は、バールベック神殿。
一説には、古代ローマ以前からすでに有った神殿にローマ人が
新たに増築加えた物との説もあります(動画の説明)。
実際に、神殿を真近で見ると石材の作りが上下で異なって
見えるのですね。
これも、時代的な増改築の結果かもしれないけれど、太古
に対するロマンやミステリーが、この神殿には実際に存在
するのです。
それで、ゴルナヤ・ショリア巨石群の時に触れた、明らかな
人工の巨石構造物とは―
この場所です。
上に書いた「トリリトン」ではなくて
このトリリトンの横側の壁に並んでいる、特に名前も付けられ
ていない壁だった事が、この動画で判明!
Baalbek Temple | The Mega-Platforms Built by Giants
| Part 4 of Series | Megalithomania
リンクは避けます。
動画の扉の画像でも写されていますが、映像本編の真ん中ぐらいで
見る事が出来ます。
明るい黄土色系で建っているバールベック神殿の多くの構造物とは
異なって、威圧感の有る黒色系の巨大なブロック状の石垣です。
この石垣の横の開口部から裏に回ると、ゴルナヤ・ショリア巨石群
の某動画で映し出された画像の場所となる訳です。
いやいや、バールベック神殿には、妊婦の石やトリリトンの3巨石
以外にも、驚嘆すべき場所が有った訳ですね。
他の有名所の石垣が並外れて巨大なので、忘れられた様に影が薄く
なっていますが、映像を見るだけでも十分デッカイ石垣ですよ
コレ・・・
それに、上下左右隣り合ってる巨石との合わせ目が、ほんとに
ピッタリ。
紙の一枚も入らなそうです。
実践派のモデラーさんなら分かると思いますが、プラ材なんかでも
立方体の平面出しを手作業で行うのは難しいのですよ。
ナゾの巨石の運搬方法に加えて、太古の職人の方々の技術力の高さ
が伺い知れます。
それと、使われている石材の表面を見ると、各ブロックに四角い穴が
開けられているのに気が付くと思います。
コレ、リングが付いた金属の吊り具を差し込み固定する為の穴との
事です(他の動画で説明されていた。他の形状については?です)。
動画内では、ギリシヤ人の発明品で「ホーリー・ヴェラ」(Holy vela)
という名称の吊り上げ具~との事ですが、検索しても出て来ない・・・
でも写真(現物かどうかは不明)も上がっていました。
簡単に3Dでモデリング、正確な形状では有りませんよ。
こんな形状の鉄製の物です。
3Dでは省略していますいが、横ピンの先端側には抜け防止の為に穴が開いて
ストップ用のピンを差し込む様になっていました。
そして、石材側の穴の中は垂直面ではなくて、くさび形に広がっている様です。
また、グラディエーターなどの剣闘士物でも描かれている檻の鉄格子の様に、
ローマ時代には鉄(質は悪かったらしい)も使われていた~との事。
先に四角の穴の中に、リングが付いている本体部を入れてから、
真ん中のパーツを打ち込み、穴の中でくさび形に広がって固定される。
なので、この四角の穴が開いていると言う事は、この件については想像
できない太古のロマンの部分ではなくて、ローマ時代にこの吊り具を使って
運搬接地されたと言う現実的な証明~と、理解しても良い~のかな?
とにかく、人力や動物が主なる動力、人命も軽かった時代。
どれほどの人数、方法、機材で運搬~設置したやら、エジプトの
巨大ピラミッドの建築方法同様に謎に包まれています。
現在は忘れられてしまった造形や構築テクニック。
上記の物以外に、ドリル状の穴開け工具で岩石を加工した跡の有る遺構も
他の動画内で見る事が出来ました。
自分が過去の物にならない内に加工方法や機材が判明できると良いの
ですけれどね。






